日曜日の喫茶ドミンゴ

ブラジル音楽を中心に映画、旅行など日々の雑記を徒然なるままに綴ってゆこうと思います。

Toninho Horta

toninho hortaはリャウリャウとコロ坊のヒーローである。

好きなアルバムは、やっぱり、一枚目の「terra dos passaros」と二枚目のセルフタイトル「toninho horta」。

どちらのアルバムも、行った事は無いけれど、こんな雰囲気なのかな?というミナスの街並が思い浮かぶ。

繊細で複雑で豊潤で瑞々しい。色々な言葉で形容出来そうだけど、それが難しい音楽。

 

ブラジル音楽を少しかじった位の頃、aqui oh!を始めて聴いて、「これぞブラジル音楽だ!」と大変興奮したのを覚えている。ギターワーク、リズム感、メロディー、全てが新鮮な物に感じられた。そして、以降もこの曲を聴くと、その時の気持ちを同じ様に感じる事が出来る。

dianaやbeijo partidoの胸が掻き毟られるのような物悲しさの中にある優しい感じ、pat metheoyとlo borgesが参加したmanuel o audazやtoninhoがピアノを演ったsaguinの、天に昇る様なあの感じ。

Toninho Hortaの曲を言葉で表そうとすると、次から次へと言葉が溢れてくるのだけど、いくら溢れても足りない感覚がある。

まぁリャウリャウは無口なんだけど。

 

f:id:domingo_domingo:20190530211138j:image

これは2018年12月、「晴れたら空に豆まいて」にて行われたtoninho horta古希お祝いパーティーのライブにて、本人より頂いたサイン。

「terra dos passaros」の方はどうやらリプロ盤で、toninho は訝しがりながらも、快くサインしてくれた。

確かによく見ると背の部分が「tonino」となっていたりする。。

通販で安くつかまされてしまった形になったけど、悪い事したな。

 

このライブでは自身の曲をはじめ、milton nascimento、lo borges、flavio venturiniなどのミナスの代表曲を2時間に渡って演っていた。もうお腹いっぱいの大満足。

個人的ハイライトはアンコールで演っていたmoon river。思わず感涙してしまった。

youtubeにtoninho 自身泣きながら演奏している動画があるのだけれど、本当に美しい。ギター一本でここまでの表現が出来るのだなぁと思う。